フリーの音楽素材を活用しよう

世の中にはフリーの
音素材というものがある
音楽素材とか呼ばれる
やつっすね!


ゲームに使うBGMやSE(効果音)はどうやって作曲すればいいだろう?個人開発やゲームジャムではフリーの音楽素材を使うのが半ばセオリーとなっている。作曲はプログラミングやイラスト、モデリングとはまた違ったスキルだし、センスや専門技術が必要だからだ(もちろん作曲できるに越したことはない。専門技術が必要であるがゆえに、習得すればモノ作りの世界で非常に役立つ)。

フリーの音楽素材

簡単に言えば「創作活動に自由に使っていいサウンドデータ」である。世の中の有志のサウンドクリエイターが公開している。幅広いジャンルのBGMから、ゲームに便利なSE(ドン、とかピッ、とかいった効果音)、ジングル(ファンファーレなどの短い音楽)まで様々なデータがある。

逆に言うとフリーでない音は
使っちゃいけないんだ
ゲームの音楽とかJ-POPSとか
使ったらダメっすね


フリーの音楽素材サイト

「フリー 音楽素材」などでインターネット検索するとサイトがたくさん出てくる。中には利用に制限のあるサイトや音楽データもあるので、必ず利用規約を確認しよう。今回はそんなフリー音楽素材サイトの中から有名どころをいくつかピックアップ!知ってる人は知ってるが、知らない人はぜひこうした心強いサウンドクリエイターの存在を知っておこう。


とても有名なフリー音楽素材サイト。作品内に「音楽:魔王魂」というようにクレジットの表記が必要。それ以外の利用条件は「かなりユル~イ」ので気軽に利用できる


様々な用途に利用可能な音楽や効果音素材を無料ダウンロード出来る、著作権フリーの無料音楽素材ダウンロードサイト。作品内に「音楽素材提供:Music-Note.jp」というようにクレジットの表記が必要。それ以外の利用条件は基本的に自由


管理人の甘茶さんが趣味で制作した音楽の配布サイト。必須ではないが作品にサイトURLや「甘茶の音楽工房」などクレジット表記を推奨。それ以外の利用条件は基本的に自由


効果音を専門に取り扱うサイト。アダルトや公序良俗に反しない範囲ならかなり自由に使える利用規約となっている


商用、加工の有無を問わず、無料で利用できる。フリーBGM6,000曲以上、フリーSE700音以上。利用規約は基本的に自由だが、リンク等でサイトを紹介をしてほしいと記載がある。


個人運営の音楽素材サイト。作品内に「BGM : MusMus 」というようにクレジットの表記が必要。それ以外の利用条件は基本的に自由。


基本的にどこも
「自由に使っていいけど宣伝してね」
っていうスタンスっすね
サウンドデータの二次配布や
販売などしなければ
加工や商用利用もOKという所が多いね
無料で使わせてもらえて……!
サウンドクリエイターの方々に
感謝っす……!


フリーの音楽素材サイトは他にも色々あるので、自分のゲームに使いたい音を色々探してみよう。

サウンドデータのファイル形式

UnityではWAV、MP3、OGG形式が比較的よく使われる。特徴は以下のとおり。

  • WAV形式:良い音質だが容量が大きい。SEやジングル向き
  • MP3/OGG形式:軽くて扱いやすい。BGMに向き


サウンドデータのファイル形式の変換

実は僕iTunesを使ってる……
エッ iTunesで?



実はサウンド系のフリーソフトは怪しげな挙動が多くて「これ!」というのに出会えていない。便利で安全なソフトもあると思うのだが……今回は99.9%安全なiTunesを使った変換方法(Windows)をメモしておく。

  • 1)iTunesを開く
  • 2)上部メニューの 編集→設定 を選択
  • 3)インポート設定→インポート方法 を変換したい形式に設定する(WAV形式ならWAVエンコーダを選択)
  • 4)変換したいサウンドデータをiTunesライブラリに入れ、クリックして選択
  • 5)上部メニューの ファイル→変換→○○バージョンを作成 をクリックすると変換が開始され、ライブラリに追加される
  • 6)ファイルを右クリックして Windowsエクスプローラで表示 を選択するとエクスプローラが開く


iTunesさんを使っておけば
安心安全っす~
他に便利なツール知ってる人は
教えてくれぃ~


波形編集でサウンドをループさせたり、短くフェードアウトさせたりしよう

フリーの音楽素材を使っていて「BGMを綺麗にループさせたい」「ちょっとだけ音を短くしたい」と感じることはよくある。そんな時、サウンドの波形編集をすれば素人でも意外と簡単に加工ができる。ちょっと長くなってきたのでこの手法についてはまた次回に!