3Dモデリングソフト「SketchUp」でモデリング

初めて高校生からおたよりが来た!
おたより?
そんな窓口ありましたっけ
ブログの右側(スマホだと下)に
あるよぉ!


え~~~
沖縄県の高校3年生
「かりつば」さんからの相談です


そめ先生はsketchupの使い方を知っていますか?少し悩んでいるので教えてください


SketchUpってなんすか?
3Dモデリングソフトだね
モデル作ってUnity上で使えるやつ


SketchUpとは

説明しよう!SketchUpとは主に建築や製造、工業分野で使われる3Dモデリングソフトだ。個人(非商用)で使うのは無料だから中高生でも使うことができる。Unityと同じようなライセンス方式だね。


SketchUpのエディタ画面

はえー
こんなソフト使ってる高校生が
いるんっすねぇ


もちろんプロの現場でも使われている。マウスで簡単に操作することができるが、曲線を使ったモデル、例えば人間とか丸っこいオブジェクトを作るのは向いていない。このためゲーム業界ではなく、建築や製造業界を中心に使われている。

どちらかといえば直線で構成された建築物や飛行機、静的なオブジェクトなどを作るのに向いている。作った3DモデルをFBX形式(一般的な3Dモデルのファイル形式のひとつ)でエクスポートすれば、Unityでも使うことができるぞ。もし開発に協力してくれるメンバーがいたら、3Dモデリング作業をお願いしてみるのもいいだろう。

詳細・ダウンロードはこちらのページから。

SketchUpで作成したモデルをUnityにインポート

で、このかりつばさんは
何で悩んでるんっすか?
ふわっとしていたので
聞き出してきたぞ


sketchupで3D設計した物をunityエクスポートした後がとても難しいです。設計したものがとても巨大だったり色んな場所が消えていたりなど様々なことが起きています



うーん たどたどしいなw

しかしスクリーンショットのおかげで
言いたいことはわかるぞ
かりつば!


説明しよう!SketchUpで作った3Dモデルは「エクスポート」することでFBX形式(またはその他の形式)のファイルとして生成できるが、親切なSketchUpさんはモデルが重くならないよう、デフォルトでは「ポリゴンの裏面を描画しない」という設定になっているのだ。

これを回避するためにはエクスポート時(=ファイル保存時)に「オプション」で「裏面と表面をエクスポートする」にチェックを入れる必要がある。


ついでに「縮尺」を「センチメートル」にしておくとほどよい大きさでインポートできると思う

バージョンによって
多少違うかも


Unityのスクリプトリファレンスでは「裏面ポリゴンを生成したいのであれば、 SketchUp Model インスペクターで設定することができます。」と書いてあるけど、SKP形式だとUnity上で展開できないんだよなぁ……。何かやり方あるのかもしれない。まあFBX形式でエクスポートしておけばいいと思う。

SketchUp版の無料アセットストア「3D Warehouse」

SketchUpには「3D Warehouse」がある。これはSketchUp版のアセットストアのようなもので、様々なユーザーが投稿・シェアした3Dモデルを自由にダウンロードできる。建物や家具などが多いが、乗り物などゲームに利用できそうなものもある。


すべて3Dモデル。リグ(骨組み)は入っていないのでモーションは含まれていない。ゲーム用じゃないからね



ファイルをSKP形式でダウンロードしたら、SketchUpで開いてFBX形式にエクスポートし直そう



Assetsフォルダ内にドラッグ&ドロップしたら、さらにそれをシーンビューにドラッグ&ドロップしよう。大きさはモデルを選択してインスペクタビューのScaleを変えたり、エディタ画面左上のスケールボタンで調整することができる。Rigidbodyで重力を、Mesh Colliderでコリジョン(当たり判定)を与えた。Mesh Colliderは重いのでBox Colliderでもいい


無料だからいいっすねー
それがなー、
版権ついてそうな3Dモデルもあるから
インターハイで使う時は
注意してほしいんや

二次創作作品は禁止やからね



アウトー。自分の知らないキャラクターである可能性もあるので、よくよく注意しよう

知らずに審査落とされたら
悲しいっすーーー!

注意するっす!
基本ルールとして商用利用はNG!
インターハイへの作品提出はOKだけど
提出時にどのファイルを使ったか
明記頼むで!
知らない人のモデルを
自分が作ったかのように見せたら
ダメってことっすね
コンテストとか正式な場で
著作権を乱用すると訴えられたり、
評価取り消しになったりするから
著作権には十分注意するんやで、
かりつば!


そめ先生への質問やお問い合わせはTwitterまたはブログ右側(スマホだと下側)に設置しているそめ先生フォームからできるぞ!ブログで紹介することもあるのでよろしくな!