チームワークとチームマネジメントの話

今日はチームワークや
チームマネジメントについて
少し話そうと思う
チームマネジメント?


Unityインターハイは
学校大会の大会であるため
同じ学校の学生で
チームを組んでもらうことになってる
同じチームなら
何人でもいいんですよね!
しかし何人かで協力して
ゲームを作るのは、開発とは別の
スキルや経験が必要になるのだ
それがマネジメントって
ことですかね?


ゲーム作りは大変なので、プロの開発会社では大勢の人が集まって開発チームを組んでいる。プログラムを書く人もいればデザインを作る人、企画や制作進行をする人、作曲をする人などなど、それぞれの役割を分担している。

しかし人数が多いから単純に有利ということにはならない。そんな単純なら世界ももっと平和になるだろうが……チームでのゲーム開発は意見が対立しやすい。人数が増えても、考えの方向がバラバラだと足を引っ張られるだけかもしれない。チームの誰かに負担が偏ることもよくあることなのだ。

一緒にゲーム作ろうぜ~
たにっこ~
ボク素人だけど
ガンバルっすよぉ~そめ先生ェ~


コミュニケーション能力や空気を読む力も必要になってくるので、人によってはとても難しい。しかし優れたチームワークを発揮できたとしたらそれは貴重な経験になる。誰にでも、いつか必ず「人とのチームワーク」が必要とされる場面は来るからだ。

桃太郎のゲームとか良くね?
いいっすねぇー
じゃあボク何すればいいっすか?


チームメンバーとして手伝ってもらうことだけでなく、自分のゲームをプレイして感想を聞いたり、意見をもらってうまく吸収していくことも大切だ。自分のゲームを見せるのは恥ずかしいという人もいると思うが、ゲーム作りは遊んでもらって完成なのだ。気軽に意見が聞ける相手を見つけておきたい。それがゲームのクオリティを上げることにもつながるはずだ。

※Unityインターハイの応募ルールでは、開発作業はチームメンバーが行うこととなっていますが、テストプレイをしてもらったりアドバイスをもらうことは自由です。

俺の考えた最強のゲームのための
最強の3Dモデルを
イイ感じに作ってくれや
(指示が雑すぎ!?)


作業分担を決めよう

前述したようにゲーム開発には役割がある。もちろん役割を超えて、例えば3Dモデルを作る人がゲームのアイデアに意見を出したって構わないのだが、「いつまでに」「何をやるか」という作業分担の確認をこまめにしておこう。

てめぇー
手伝うっつったのに
ナンにもしてねぇーじゃねぇーか!
あんたの指示が
雑すぎるんで何していいか
わからねぇーんですよぉぉー!


「いつまでに」「何をやるか」がお互いにわかっていないと「やってると思ったのに何も進んでなくてガッカリ」「あとでやればいいと思っていた」という事態が発生してしまう。「何をやればいいかわからないので何もやらなかった」と言われてしまうかもしれない。チームワークの基本は、お互いが何をいつまでにやるのか把握しあうことから始まる。

来週までに桃太郎の3Dモデル
作っておいてくれぃ
ちゃんと動くやつ
了解っす
そめ先生はアイデアまとめておくっすよ?


スクリプトにしてもデザインにしても、初心者はどうやって作ればいいか調べたり、悩んだりしながら作っていくので時間がかかる。「この日までに」「このくらいの作業なら」できそう、という確認を、こまめにしておこう。

ボクは開発スキルないから
協力できること少なくて
なんか申し訳ないっすわ……
できることをやってくれれば
ええんやで


チームマネジメントの失敗によってゲームが思ったように作れないことはとても多い!スクリプトやデザインとは全く別の、技術書籍やインターネットからなかなか学べない能力のひとつと認識しよう。時には人とのコミュニケーションを恐れず、自分なりのチームマネジメントテクニックを磨いてみてはどうだろうか。誰かと協力してゲームを作るのは大変だが、その経験はきっと財産になると思う!